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2025.12.10
日本唯一の燻(いぶ)す干し柿
全国各地につるし柿(干し柿)の産地は数多くありますが、今庄のつるし柿が他と違うのは作り方です。通常のつるし柿は、日光で乾燥していくのですが、今庄つるし柿は、薪を燃やすことで出てくる“煙”で乾燥させる「燻し製法」。その工程のおかげで、スモーキーな香りがする今庄つるし柿ができあがるのです。つるし柿で使うのは“長良柿”と呼ばれる縦長の柿です。
今庄つるし柿の真髄「燻し」は生産者さんによって、若干異なるそうですが、王道は丸3日間燻し、間に種割と呼ばれる工程を挟んで、さらに2日間燻すというもの。つまり、あわせて5日間も煙で燻し続けるのです。それだけで、手をかけて作っている価値が感じられます。燃やす薪は基本的に広葉樹を用いるそうですが、なんの木を使うかは生産者さんによって異なるとのことです。
残り2日間の燻しを終え、最後には燻すときについたススなどをお湯で洗い流し、天日で乾燥させれば完成です。最後の最後まで丁寧に作られていきます。
売店に多くの吊るし柿があります。それぞれ味が違うそうです。どの干し柿が好みか探してみてはいかがですか。


